![]() | ビジネスEVERNOTE (日経BPパソコンベストムック) (2010/11/25) 日経BP社編 商品詳細を見る |
Evernoteと書いてあると思わず読まずにはいられない。
とは言え、すでにあまたの本が出ていて、消化不良気味なような気が。
今度出ると言われているベックさんのを読む分を残しておかなければなるまいて。
されど、薄くて絵の多い見た目だから、なんとかなるかなと思ってサクッと読んでみる。
はてさて、これが吉と出るか凶と出るか。楽しみでございます。
前半と後半に分かれる中身
なんというかですね。Evernoteに猛烈プッシュされて書かれたような、媚の入ったような本に感じてしまった。
はい、そういう辛口でしか書評できません、私には。
とはいえ、多くの人の活用事例が載っており、また文具王を始めとする有識者のインタビューもあり、そこらへんは楽しめる。
後半は主に使い方が載っており、対象は何故かWindowsに限られている。
確かに日本の現状ではMacユーザーはまだ少数かもしれない。
ちゃっかりiPhoneのは載っているので、使用状況を考慮するのは当然のことだろう。
いや、そもそもクライアントのバージョンから考えてもWindows優位なのか。
活用事例では図示されて、紹介されている。またグループで、パーソナルで、外部との共有でとシチュエーションごとになっているので、読んだ人に合ったものが選べるだろう。
また、最初の三人のインタビューではEvernote励行だが、その後のコラムではあえてアナログ回帰な内容を載っけている。でも、それは堀さんのようにEvernoteとアナログの共存を目指す人にとって、一助となるかもしれない。
活用の指針とする
てんこ盛りの内容のために、「ほー」と思えても、「へぇ~」とは思えないかもしれない。
つまりは、知識は入ってくるのだが、納得させらる様な論理展開を伴っていないということだ。といってそれが悪いわけではない。ビジネスに活用しようと思い立った時に、まず手始めに読んでみる。そうする事で明確な方向付けをもって、活用に望めるのではないだろうか。
確かに読んでいても使っていなかった方法がわかりやすく載っていて、よし、これは使ってみようかと思わされる。
ただ一点「ツイートメール」は精度が悪い。いや、検索対象のツイートが多いと、拾いきれなくなる。なので自分のツイートの保存には向いていない。EvernoteやToodledo、Moleskineといったキーワードを拾うためだけに使う事にしている。それならば拾い切れなくても、例えあるはずなのに0件とメールされても気にすることはない。
もちろん、「Δρακοντια」なんてキーワードは入れていない。それは本当に0件となる事のが多いだろうから。
この本の読み方は
という訳で、この本は使えるのか否か。
結論は使えるだろう。ただし、読み方に気をつけて欲しい。
これからEvernoteを使い始めようとしているビジネスパーソンは最初の紹介を読んだら次は後半のTipsへと進むべきだ。前半部分はとてもためになるけれども、必要なのかどうかを判断するのは難しいと思う。そうなると便利そうだからと安易に飛びついてしまうかもしれない。それでEvernoteってこんなにコストがかかるのかと思って欲しくはない。
逆にすでにEvernoteを使い込んでいる人がビジネスに活用しようと思った時は、今のビジネスでの問題点を思い浮かべながら読んで欲しい。そうすれば、何が必要かは自ずと見えてくるだろう。
って、俺めっちゃ偉そうやな。いかん、いかん。
ほら、そこの人!立ち読みしちゃいけないよ。中身薄いのが分かっちゃうから。
という事で、思い切ってサクッと買ってみましょう。
何の指針もないよりは必ずいい結果を生みますよ。買ってみて、その使い方はないやろと突っ込むのもよし、うなづいてとにかく試してみるのもよし。焼いても煮てもオッケーな「ビジネスEvernote」を読んでみる価値はありますよ!
おはようございます。もう外ではチュンチュンと小鳥のさえずる時間でございます。
たまたまネットサーフィンをしていた時に、おもしろい事を発見したので記事にしたいと思いました。

それが、このScrivenerのアップデートです。
どうも、11月始まりにはアップデートされていた様なのですが、全く気付いておりませんでした。今月久しぶりにScrivenerは使っていたのですが、アップデートのポップアップは来ていなかった様な。不思議です。いや、もっと不思議なのは、あの@mehoriさんがこのことを記事にしていないのが不思議です。「Macの三種の神器」と説いておられていたのに。
物書きをする人の楽園:Scrivener [Mac OS X] | Lifehacking.jp
でも、ちょっと特ダネをすっぱ抜いた気分で、楽しいです。
主なアップデート内容
さて、まずは簡単にアップデート内容を紹介しましょうか。
・Improved integration between the corkboard, outliner and editor

エディターとコルクボードとアウトライナーの間で、うまく連携が出来る様になったそうです。今までは違うモードに切り替えるのはフォルダーを選択する度に選び直さなければいけませんでした。これからは、前回選んでいたモードで自動的に表示してくれる様になりました。
・Collections

今までも、ドラフト状態の管理は出来ましたが、それを見るための操作性はあまりよくありませんでした。これからは左ペインの上に大きな文字とともにタブで出る様になったので、選択が楽になりました。
・Page view mode

実際に本に印刷されているかの様に表示できる様になりました。これは、データ形式をePubなどでも出力する際に、役に立つかもしれませんね。
・Corkboard stacks and freeform mode

画面では固定されている状態ですが、壁にぺたぺたと貼っていった様にでき自由な位置に動かせる様になりました。これまでの並び替えの用途だけではなく、マインドマップの様な拡がりをつかむのにも使えそうです。
・Compare revisions with snapshots

スナップショットを使う事で、それまでに変更した点を視覚的に把握出来る様になりました。スナップショット自体も右に現れるインスペクタから簡単に操作できる様になったので、これからは重宝しそうですね。
・Template documents and custom icons

左ペインで表示されるテキストやフォルダのアイコンを選べる様になりました。
・Revision mode

校正をする時に、あらかじめ違った色で書いていけるようです。5段階に分けられて、段階ごとの表示も可能になっています。
・Automatic backups

自動バックアップですね。使用しているファイルとは別にバックアップ用ファイルを作ってくれます。
・Take complete control over how your work is exported or printed

部分的な印刷とエクスポートを管理しやすく出来るそうです。ePubでもエクスポートできて、対象をiPad, Kindle, さらにはSony Readerも選べるそうです。要は、本を作るならこれで作っちゃえ的な?
・Refined outlining with sortable and custom columns アウトラインでのソートを改善
・Comments and footnotes in the inspector インスペクタでコメントと足跡を見れる様に。
・QuickReference panels スペースキーを押す事で、書いている中身の概要を見れます。
・Name generator 名前を作れる、、仮名を作る時ですかね。
かなりのアップデートがありましたね。
iPhone/iPadとの同期が出来る様になった

そして、今回のアップデートで一番いいなと思ったのは、これです。
iPhoneやiPadと同期できる様になったのです。
対象のアプリはおなじみSimplenote、Dropbox、PlainTextとIndex CardとNotebooksです。
Index CardはScrivenerのColkBoardと同じ感覚で使えます。Notebooksは他ので代用できるのであまり魅力を感じませんね。
実際、どう連携されるのか
では、どのように連携されるのか見ていきたいと思います。
そこで説明をと思ったのですが、ビデオを英語が分からないなりにでも見た方がわかりやすそうですので乗せておきます。
Folder Sync
Simplenote Sync
Sync with Index Card for the iPad
惜しくらむべきは、どれも手動同期になってしまう事ですね。これが、自動で同期されると嬉しいのですが。
それと、Simplenote以外は元のファイルとは別管理のものを作る事になるので、一番使い勝手がいいのはSimplenoteだと思います。キーワードは必ず入力される様になっているので、ファイルのタイトルでも入れておきましょう。
これまではSimplenoteには、JustnoteというMac用のエディタがありました。これからはScrivenerを使っていくのが、ブログ記事などの長文になってくると使いやすいかもしれません。Justnoteは自動同期してくれるので、簡単な文章を作るのに向いていると思います。
Index CardはiPadだけの対応で、ビデオでは作成途中のものをコレクションとして分けて使用されています。しかし、最初に作る時にカードを使って構成を練るのに使うのがいいかもしれません。600円と少々値は張りますが、すでにポチッと行きそうな予感です。
ちなみにこのScrivenerのファイル自体は5GBまで無料で使えるSugarSyncに入れる事にしました。Dropboxに入っていても、それで連携されるわけではありませんので。
興奮してしまったわけです
というわけで、寝不足な感じで起き上がりながらも、非常におもしろいものを見つけてしまったのでなんとか書いてみました。一時使っていなかったのですが、スライド作成用に使おうと再び引っ張り出してきたタイミングでこのようなアップデートが待っているとは思いもしませんでした。物書きのみなさん、ぜひ使ってみてください!
Scrivener 2.0
そういえば、@beck1240さんや@Sayobsさんは今日は大阪に行く様で。ついて行きたかったのですが、諸事情により行けず残念です。とりあえず、楽しんできてらっしゃいや!Ust見てよう…
関連アプリ
Simplenote 3.0.5(iOS 4.0 テスト済み)(無料) for iPhone
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 3.0 以降が必要
Simplenote 3.0.5(iOS 4.0 テスト済み)
カテゴリ: 仕事効率化
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更新: 2010/10/13


Dropbox 1.3.1(無料) for iPhone
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 3.1 以降が必要
Dropbox 1.3.1
カテゴリ: 仕事効率化
価格: 無料
更新: 2010/11/11


Index Card 1.4.2(iOS 4.0 テスト済み)(¥600) for iPad
iPad 互換 iOS 3.2 以降が必要
Index Card 1.4.2(iOS 4.0 テスト済み)
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ¥600
更新: 2010/11/15


PlainText - Dropbox text editing 1.2(無料) for iPhone
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 3.0 以降が必要
PlainText - Dropbox text editing 1.2
カテゴリ: 仕事効率化
価格: 無料
更新: 2010/11/04


ついに手元に来るコトになりました。初めてのほぼ日手帳!2011年の手帳を悩む自分にとって、これはどの様な出会いになるのか楽しみでなりませんでした。
神々しく降り立つ
これはなんと言えばいいのでしょうかね。HUBで集まって、この写真をとったわけですが。なにやらやけに神々しく移ってしまいました。それほどまでに集まったみんなの期待が高いという事にしましょう。さて、早速開けてみますと、中にはさらに小さな袋が入ってました。元の袋が大きかったのは一緒にカレンダーが入っていたからですね。
では、手帳が入っている袋を開けてみましょう。これまたどさどさーっと出て来ました。なにせ19冊も入ってますからね。
@kazumoto流書き初め
各々に配りまして。ここで何をするかと言えば、やはり!かずもと式書き初めしかない!という事で、手帳の最後のページに書かせて頂きました。背表紙ではなくて、メモの最後のところにね。さらに何かの縁でここにいる8人が集まったわけですから、それぞれにサインを頂きました。
まだまだ迷う
さて、どう使っていきましょうか、この手帳。目移りする物は他にもあるので、浮気せずに使っっていけるのか。それともあっさりとモレスキンや自分手帳に移ってしまうのか。もし、三冊も手帳があったら、使い分ける自信などないですからね。
杏珠さんからほぼ日の使い方をみんなで集めましょうという提案がありましたが、あの無茶ぶりは本当に無茶ぶりですよ。自分は浮気者なので。特に、ほぼ日は本家でもやってるし、競合が多いですから、勝てない勝負はやらない主義ですよ。
感謝と、笑いを込めて
この日集まったみなさん、お疲れさまでした。とくに取りまとめしてくださったともこさん、ありがとうございます。
そんな訳で、
「ほぼ日、使っていきましょうぅぇ」

(いやぁ~、なんか心霊写真みたいになってしまった。イナガキアンジュイチ?)
前日に引き続き、今度はこちらの手帳オフに参加して来ました。9ヶ月ぶりの、二回目の参加になります。モレスキンファンミーティングを見ていた方は、「手帳王子」と呼ばれていたのを覚えているかもしれませんね。今回のテーマは「2011年の手帳を選んだわけ」でした。
11月18日(木)手帳オフ開催します!: 館神blog 11月18日(木)手帳オフ開催します! 恒例のイベント 「手帳オフ」 を開催します。 手帳オフは、手帳が好きな皆様にお集まりいただき、使い方や周辺のアイテムの情報交換をしていただくイベントです。もう数年続けて通算10数回にはなっているでしょうか。 |
会の内容は、もう手帳好きが集まって、その愛を順番に語っていくと言う熱い、いやカオスったものです。大抵は発表時間を軽く超えますしね。でも、本当に半端なくて、持っている手帳の数が5冊くらいは普通で、はては10冊、20冊以上と確実に使い切れないレベルで所有している方がいました。そう、この前東京ライフハック研究会に起こし下さった山道さんも手帳と万年筆含めて参加しておりました。
そんな会にもはや手帳初心者の私が行ったのは、来年の手帳を決めあぐねていたので物色に行ったわけです。それはもう、昔ながらのから最近流行りのものまで色々とあるわけです。朝活手帳、文具王の手帳、超整理手帳、はては可愛らしい手帳やアミバ手帳なるものまで!どこぞの文具店並の品揃えがあったわけです。
これ、よくありません?
私は最近まではフランクリン・プランナーを使っておりました。しかしながら、iPhoneでの管理が多くなり、モレスキンにアイディアを書き始めると、なにやら書いていくのが億劫になって来ました。なにか、ここまでの量はいらないなと思える様になって来たのです。そして、幾許かの不満点もありました。それにフランクリンの思想を受け継げば、別にフランクリンでなくてもいい気がして来ました。それはBeckさんというモデルが存在するからこそ、考えに至ったわけですが。
そんな不満をぶちまけようと自分の発表の番を待っていたのですが、面白いものが出て来ました。その名も「自分手帳」なる物です。この手帳はウィークリーバーチカル形式で、なおかつ24時間全てが刻まれています。また、土日も同じ幅で並んでいます。さらには、日の出日の入りがわかる様になっていて、天気を記入したり、その日の気分を記入できるところもあります。しかも、紙はなんとトモエリバーだそうです。もう、これすごくないか!ってはなしです。とにかく、極秘に撮影しましたので、載せますね。
ところで、「自分手帳」というモノをみなさんはまだ目にしたことはないですよね。それもそうです。今度11月30日に初めて販売される物ですから。この場が初お目見えでした。これを作ったのはさる広告会社に勤められている佐久間さんという方です。この人がまたすごい!なんと文具王の親友だそうです。なんでも、今でも年末は一緒に酒を組み交わす仲だそうです。それだけでは有りません。第二回テレビチャンピオン文具王選手権の準チャンピオンです。
この方が手帳を自作する中で長年温めていたアイデアが今、結実されたわけです。手帳を突き詰めて行くと、自作になるとはたてがみさんも言っておりましたが、構想からして7年もかけて作るとは並大抵ではありません。なお、価格は4,700円になり、11月30日に講談社より販売されるそうです。
さらに迷えます
実は、「ほぼ日手帳Weeks」が近日手に入るのです。実に悩ませてくれます。もちろん、モレスキンダイアリーも未だ捨てがたいのです。どうしましょうか。なんとか、正月までには決めておきたいです。
フリーランス・カフェのミッション
フリーランスをもっとフリーに。
一人でも多くの「一人」に今以上の自由と働く喜びを。
さて、大橋さんの営業手腕にやられまして、参加してきました。
いつの間にやら、「一人」になっていた私ですので、フリーランスとしてのノウハウはとても必要です。こうやってレポートを書くのもうまく習慣づけていかないと、全く以て出来るとは思えません。というより、出来ていません。毎日の様に、「~詐欺」を生み出してしまっているのです。ま、そんな事をぼやいても始まりませんので、さくっと書き終わらしたいと思います。
フリーランス・カフェの概要
大橋さんの発表内容はどこまで言っていいのかわかりませんが、まずは自己紹介から始まったのですが、来られた方はフリーランスというより社長?な人々。駆け出しの一年生からすると、思わず圧倒されざるを得ない様な。しかも、日々営業などに行っているので、そこのノウハウには到底太刀打ち出来ないわけです。
しかし、怖じ気づいても始まらないので、赤裸々に語らせて頂きました。
とはいえ、「一人」活動に関しては、大橋さんに敵う方はおらず、もうおとなしく聞く事に徹するのが吉かと。大橋さんからは「タスク管理の6つの原則」というテーマで発表がありました。細かい内容は実際に参加した人のみということにして、私の感想を述べさせて頂きます。
大橋メソッドに注目!
大橋さんのツールといえばもちろんTaskChuteであるわけですが、そこへの落とし込み方はやはり半端ではないなと。休憩をとるのにも一定のリズムを必ず適用させるし、単に時間の帳尻を合わすだけではなく臨機応変に対応できる様にタスクを並べていくし。Nozbe,Toodledo,TaskChuteと3つのツールを行ったり来たりすることになるけれども、粒度の違い、もしくは種別が基準として確立されていました。なぜ、ここに感嘆したのかというと、Toodledoを使っているのならTaskChuteを併用する必要性が無い様に思っていたからです。もちろん、それはよくお話しする機会のある佐々木さんという一つのモデルを知っていたからですが。
大橋さんのお話を聞いていると、確かにToodledoは管理するのにはいい受け皿なのですが、視覚的にわかりにくいという事はあります。コンテキストで区切ったとしても、それぞれのタスクがどういった意味合いを持つのかという情報を瞬時に得る事は出来ません。後はToodledoがどんなに柔軟性が高いといえど、自分で項目を作る事は出来ません。そういったところをTaskChuteでうまく包括的に処理しているなと感じました。
また、Toodledoでも細やかな大橋流が見えました。例えば、3時間ごとに区切った時間帯ごとに自分の気持ち、状況としてあてはまる言葉を添えていたり、@Overdueを使用して前日までにできなかったをまとめて見やすい様にしたり、と使いこなしているという印象が強く持てました。
発表した事
そして、私からは「デジタルを使ったスケジュールからタスクへ」という事で発表しました。まあ、なんて事ない内容ですな。あまり時間がなくてサクッと作って来ました。
さて、問題は最後の実績管理のところです。佐々木さんのオススメのTimeLabelももちろん捨て難いのですが、やはりその日のタスクを打ち直さなくていはいけないというのは、それなりの労力になります。普通の人でさえ、平日と土日は全く違うわけですからこの入力にかける時間と言うのはバカになりません。やはり、理想はタスク入力と時間計測がセットになっている事です。
という事で、無謀ながらもiPhoneアプリ作りに挑戦しようと… えぇ、前回も述べましたがね。とりあえず頑張ってみます。これでバカ売れしたら。なんて事はないでしょうけどね。どうしてもToodledoのユーザ数を考えてしまうとね。
要は自己満足アプリを作ろうってお話です。生暖かい目で見守ってください。年内には、Lite版がリリース出来るといいのですけど。それも無謀な話ですが。
講義と補講の関係
初めての試みであったフリーランスカフェですが、中立的な立場から判断させて頂きますと盛り上がりにかけてしまった感はあるのかなと思います。いや、個人的にはフリーランスの人はすごく行った方がいいと思いますよ!ただそういう人を拾い切れていなかったと思いました。土曜日開催の盛況ぶりを知りませんので、その判断は性急かもしれません。ただ、シゴタノの読者層には、本当のターゲットは少なかったとも言えます。
どちらかと言えば、今回はカフェと名付けただけに、補講の様な立ち位置であってもよかったのかもしれません。そう、来月には佐々木さんとのコラボセミナーが開催されます。私ももちろんすごく興味が有ります。お金の都合は避け難いですが。例えば、そこで得たものをさらに掘り下げて行くものとしてフリーランス・カフェがあった方がいいのかもしれません。同じ様なものとしてある、マインドマップカフェやGTD勉強会の様に。
一人になり、不安が渦巻いている人は多くいると思います。カフェに参加された方も、自分の今のやり方に疑問を抱いている人はいらっしゃいました。そういう人にとって、非常に役に立つ場になって行くものだと思います。
大橋さんが掲げたこのカフェのミッションを、貫きとおしていける様になるといいと思いました。
恒例のイベント 「手帳オフ」 を開催します。フリーランス・カフェに引き続き、こちらも行ってきます。
手帳オフは、手帳が好きな皆様にお集まりいただき、使い方や周辺のアイテムの情報交換をしていただくイベントです。もう数年続けて通算10数回にはなっているでしょうか。
参加する方の手帳の種類は問いません。過去には、能率手帳やほぼ日手帳などの各種綴じ手帳、それに「超」整理手帳やシステム手帳、トラベラーズノートなど、実に様々な手帳のユーザーが集まっています。いわば呉越同舟がこの手帳オフの特徴です。
私は、最初の10分ぐらい話しますが、あとはみなさまにお話しいただければと思います。 もちろん、みなさまの話を聞くだけでも大丈夫です。
今回のテーマは、『来年の手帳、私はこれをこういう理由で選びました』です。
定員は20名。会費は2000円です。
当日は、『日経ビジネスアソシエ』My手帳を探す旅 のこぼれ話などもさせていただければと思います。
補記:当日は、就活手帳、王様のブランチ×PAGEM A6ウィークリー(日本能率協会マネジメントセンター)、「超」整理手帳各種(講談社)、テンミニッツ手帳(カンミ堂)、ライフハックプランナー(トライストラムス/コクヨS&T)、PLAYOFF(若越印刷)などの2011年版手帳各種をお持ちします。みなさん是非見てみてください。
※1 発表の内容は、テーマに即したもの、すなわち2011年の手帳の選び方に限らせていただきます。
来年の手帳は実を言うと、まだ決めていませんけれども。
心の中で揺れているのは、フランクリン・プランナーかほぼ日かモレスキンか。
モレスキンのダイアリーが今のところの最有力候補になっています。
『『日経ビジネスアソシエ』My手帳を探す旅』も読んでたし、きっと行っても大丈夫なはず。。。 あとは、インプットばかりせずに、アウトプットもしっかりしよう。
本当にここ最近は、タスクもスケジュールもデジタル管理だから、それ以上の負荷を与えない手帳にしたい。いろいろと書き込むのは楽しいけども、大変な時もある。思いついたことを書くくらいなら、ただのノートでよくて、タスクリストやスケジュール欄は必要ない。 という事で、今は900gオーバーのフランクリンは使わずに、モレスキンのルールドブックだけに書き込んでいる。
『物書き』になりたいと思った事はあるけれども、こんなまとまりのないのしか書けない様では、、 いや、きっと書けなくてもよくて、ひとまず自分から発せられる手段を持っていられればいいのだと思う。手帳に書き殴っていくのはとても好きだし。 発したものがうまく伝わるかどうかはさておき、こうしたブログやプレゼンや発表の場は大切にしていこう。と、思うのです。
とりあえず、粗相の無い様にしてきます。
※"metagateway"というWebサービスを使って、複数に投稿できるかのお試しをしてます。失敗して見づらかったら、ご容赦を。
しかし、「読書活用」なんてテーマはどだい自分向きではないので、本当に迷いつつ行きました。
道にも迷う
そんな迷った心が反映されたのでしょうか。近いはずの会場を見失い、道を間違えていました。大人しく新南口からでていればよかったのですが。西口から歩いていました。@447lifeさんとの熱い思い出のあるローソンの方へと…
LTがあるというのに、なおも焦ります。とりあえず5分程遅れて到着しました。全く以って当初の目標は達成されませんでした。
さて、もうこの話は横においておきましょう。
Kikuchiさんの 「戦略的読書によるLIFE STRATETGY」
@beck1240さんの語りは話半分に聞き終わり、続いてはお待ちかねKikuchiさんです。
読書を「自分の抱える問題を解決する」ための方法として扱うためにはというお題でした。
もう、すご過ぎて何を言ってるのかさっぱりわかりませんでした。えぇ、画面が小さくて、見えなかったからです。でも小さくても蔵書を管理するためのエクセルシートはあまりにも細かくて分からないでしょう。懇親会で実物を拝見しましたが、かずもとさんも目を寄せていたし、自分も目を凝らさないと全く見えませんでした。
という訳で細かい部分は追えなかったのですが、そこかしこにカッコいい言葉が出てきて、そこから溢れるKikuchiさんの読書に対する熱い思いが伝わってきました。そこはやはり問題に窮された時の本との出会い、その原体験があるからかもしれません。
≪Kikuchiさんがそのときに出会った本≫
※ここで話が終わってしまうと、参加した意味が無くなりますので後日Ustreamで復習しました。以下、復習により抽出した内容です。
1. Problem
自分自身の問題から落とし込んでいくのが大前提。
そして、重要度、緊急度、メンターの3つの尺度から読むべき本を絞る。
メンターという存在により、意図していなかった結果を得られる事がある。つまりは、「想定外のインプットは、想定外のアウトプットを出す。」ということ。
"Break Through without Break Down."
2. Input
アンダーラインとパレートの法則。ピンクとオレンジとイエローによる、重要なところの抽出。
時間はかかるかもしれない。だから、時間をかけてもいい本を選ぶ。
"Garbage in, Garbage out"
3. Output
マインドマップは時系列を表示しにくいので、時計回りに書いていくのをありだけれども。
解決方法:黒→青→赤 色のレイヤーを作っていく。
本をセントラルイメージに置くのではなく、解決したい問題を中心にして広げていく様にする。(シントピックリーディングの様に)
@sayuki0821さんの読書活用ワークショップ
続いては、さゆきさんによる読書活用ワーク。結構読みっぱなしが多い自分にはあまりネタがなくて困りました… そう言えば、大学時代に友人からマーカーを全く付けてなくて、「なんで本がそんなにキレイなの!?」と突っ込まれた事もありました。えぇ、マンガは断じてマーカーを付ける物じゃありませんから!
スライドの表示を直すというハプニングにより10分遅れでワークがスタートしました。この前のタスク管理分科会でも感じましたが、少々駆け足気味の感があり、テーブル内で意見を交換するには時間が足りない様に感じました。ただ3時間という枠の中で、講演あり、ワークあり、LTありとなるとどうしても時間配分に困ってしまいますよね。次回はLT減らすとか?
でも、どうやって探すか、どうやって比較するか、どうやって活用するかを真面目に考えた事はなかったので(あ、それでLT話してよかったのかな…)、そういう探し方もあるんだと役に立ちました。マンガはだいたい雑誌で読んでから買うという事が出来るので、やはりビジネス書もそういう事が出来ないと買う気が起きないのです。そういう意味では普段ブログで読んでいる方の本は、買いやすい気がします。もちろん、本にまとめたという意味がある事を、認識させて欲しいですけどね。
試練の時
そして、次はいよいよ自分の番です。。スライドをキッチリと表示される様に調整して、iPhoneで操作出来る様にして… いや、別にiPhoneで操作出来る事をアピールしたかったわけではないのですけどね。スライドの近くに立ちたかったんですよ。
それで終わった訳ですが、とりあえず反省しておきます。まずはそもそもLTじゃないよなーという事。そこへの予習が足らなかったですね。頭の中だけで分かっているつもりでした。次に質問を想定していなかったです。しどろもどろになってしまっていた。
プレゼン自体はどうなんだろうか。うん、きっとまあまあ?です。最後の方はまいて話していましたし。最後は論理がやや甘かったですね。「読書活用の対象に、マンガも入れましょうよ」というのを主張したかったはずなんですが。且つ、「オススメはオススメしません」なんてタイトルにしたのは、やはり自分に必要な、その時の状況に合ったものを選んで欲しいという思いがありました。ここはある意味Kikuchiさんの趣旨と似ているのかな。
一応、多少の含みは持たせつつ話したけど、気づいた人は、、そんな人はいないか。いいや。 と言うより、そんな事してプレゼンするのがLTじゃないですしね。
それよりもとりあえず、使っていたアプリの紹介を。
Wooji Presentation Remote 1.5.14(¥900) for iPhone
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 2.0 以降が必要
Wooji Presentation Remote 1.5.14
カテゴリ: ビジネス
価格: ¥900
更新: 2009/10/21


マウスよりはプレゼン操作のアプリのが絶対いいです。最悪こちらでも。
Keynote Remote 1.1(¥115) for iPhone
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 2.0 以降が必要
Keynote Remote 1.1
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ¥115
更新: 2009/03/26


何がいいかは、、そのうちブログに書くかもね。。
これがLTか!
ひとまず自分の番は終わったと一息つく間もなく、次の人のLTは始まる訳でして。
■明石(@ksworks)さんの読書のタスク管理
さすがタスク管理分科会スタッフ。押せ押せの分科会アピール!えっと、茫然自失してて、話半分しか聞いていませんでした。すみません。
しかし、自分も読書をタスクに組み込みたいです。とりあえず入ってはいますが、こなした事は数少なく。きちんと消化している明石さんはすごいです。
■立花(@ttachi)さんの読書成功術
その変貌ぶりに驚かせて頂きました。後は…まだ魂が戻っていませんでした。 ちょっと「PDCAは回すと、進化する」の後の話を聞きたかったですね。
■杏珠(@powerangix)さんの「本を読み返したくなるシステム作り」
本当、これがLTなんですね。簡潔なスライド(しかしながら、やはりデザイナー。かっこいいのなんの)、小気味良いテンポ、芯のある主張。はい、もう一回最初から修行してきます。
もちろん、中身も共感出来る部分がたくさんありました。禁断の「三度読み」自分もほとんどがそうです。ざっと読んで、重要なとこだけ読み返して、後は必要な時だけ読み返してとしています。あ、その前にまずは目次を見て、全体像を把握する様にしてますね。「うう脳」な自分はこうしないと、話の流れが全く入ってきません。部分だけ言われてもちんぷんかんぷんなんです。
「まるっぽちシール」本自体に印ををつける事でふと目に付いて読もうと思った時でも、状態がわかりやすいですね。空いた時間に読もうとして、手に取って読んだかや何かを参照して確認したりするのは時間の無駄になりますね。
大変そうな印象を受けるけれども、こういったルールをあらかじめ作っておく事で、その後の余計な事で悩まなくてすむ様になる。まさしく「ライフハック」ですよね。
読書活用は、何するものぞ?
実は普段からスタッフの皆さんと絡みがあるはずなのに、東ラ研に参加したのはこれが始めてでした。3回目にしてやっと参加ですよ。準備会には参加した覚えがあるんですけどね。結構テンパりながらの3時間でした。その後の懇親会でも、ちゃっかり@life2iさんの横に座り、ずっとテンパっていました。
今回の研究会で役に立った事は、スライドのサイズを直した事ですかね。あとはオタオタな状態ですから。スタッフさんよりも誰よりもですね。
一ついい事を言いました。質疑応答で@ttachiさんからの質問に答えた時の事。「読書も映画も何も、擬似体験を得るためのもの」(そのままじゃなくて、まとめましたよっと)如何に鮮明なイメージを読者に見せるかって、重要な要素だと思います。それが技術であれば、「自分がやると、こうなるな!」って事であり、マンガであれば「この状況で、自分はどう思うか」って事になると思います。この、筆者の状況と読者のがマッチしないと、どんな良書も意味をなさなくなると思います。どんな事でも、想定問答集になるのです。活用ってのもそうだと思います。自分に役に立たない事などいくら集めても、しょうがないのです。後日役に立つのなら、後日読めばいいのかもしれません。
同じ本を読めば、得られるものは万人に一緒です。でも、それがその人に必要かどうかで大きな差が出ると思います。切ない物語を読んでも、自分の状況に置き換えないと意味がないかもしれません。それはラノベを読んでもそうだと思います。それはきっと@rashita2さんが、語ってくれると思いますので、ここでは割愛しておきますよ。ね、@rashita2さん。
放心…でも、告知
と言う訳で、怒涛の1週間が終わりました。次の日は気が抜けてました。
最後にちょっと告知を。
Toodledoと同期して作業時間の計測が出来るアプリを作ろうかと画策中です。大層なものになるかは未定ですが、なんとか時間計測だけは実装して早めにリリースしたいと思っています。と言う事で、グラフ機能は後付けします。自分はネットワーク系がさっぱりなので、APIを使いこなせる人募集です。あと、デザインやアプリ開発全般で手伝って頂ける方、お願いします。
あと、来月にはToodledo会、改めましてToodledo同好会を開こうとこれまた画策しております。おりしも、東京ライフハック研究会は間が空く様ですので、合間を抜っての開催と言う事です。。実にゆるーくやりますので、講演やワークはしないつもりです。当日はお題に対して、参加者が心ゆくまで議論を交わせればと考えております。お題を提供するために、2本くらいはLTを行いたいと思いますので、ご協力頂ける方よろしくお願いします。
久しぶりにライフハックの集まりに参加してきました。八月からの退職に関するドタバタに追い回されて、ブログは滞っていましたが、そろそろ書き始めないと思い立ちました。今回はmehoriさんとYokonotesさんの共著によるモレスキンのファンのミーティングに参加しました。まだ、使い始めて日も浅いので、それはこっそりと行ってきました。はずなんですが、非常に濃いメンツに囲まれる結果となりました。
概要
今回の場所は東京カルチャーカルチャーというオシャレな場所で、普段のセミナーとはまた違った空気に包まれていた。
最初は、堀さんからモレスキンに関わる誤解を解いてから、モレ本についての解説となり、立ち読みしかしてない自分にはいい復習になりました。拘らずに色々な事が書ける、そこにモレスキンの魅力があるという事でした。
続いては、文具関係の歴歴お三方の登壇。土橋さん、美咲さん、文具王のお三方です。文具王のモレスキンは、何か要塞のようにガッチリとした感じ。美咲さんはオシャレな感じで、仕事できる男を醸し出し。土橋さんは隠密のように目立たずにでも細かい気配りの感じさせるものでした。印象的だったのは、文具王が作った特注のアクリル板ではなく(特注で作るものなのかと思いましたが)、「モレスキンは、自由のように見えて、不自由だ。不自由だから、楽しい。」という言葉です。フォーマットがない分、何を書こうか考えたり、高級という事で尻込みする事もあるからでしょう。それでも、結構意外な言葉でした。
そこからは、集められたモレスキンのご紹介。どれも個性豊かなものが揃いました。特に始めに紹介された「手帳王子」こと館神さんは、SDカードに紹介された記事やラジオの音声を保存して貼ることで、モレスキンをインデックスと化す大胆な方法を熱弁されてました。確かに中身が分からなくなってしまいがちなSDカードに、そんな回避方法があったなんて。でも、パソコンの中にデータ入れっぱなしではいけないのかな。モレスキンにはパス名を書いておくという手はどうなんだろうか。
BECKさんもほぼ日手帳とのダブル使いを披露し、佐々木さんは娘の記録を残し、大橋さんはマンガネタを書いている。
他にも、モレ本編集者の市川さんは、ノート一つをくり抜いて付箋入れにするという贅沢な方法をとり、グルメ日記あり、スタンプ押してたり。特に切り絵は素晴らしかった。影も計算しているなんて、とてつもないな。本当にモレスキンが一つの作品になっている。
だから、モレスキン!
モレスキンに向かっている人は、みんな子供が落書きをするような目をしている。ヨーコさんも最初はお父さんの手帳に落書きをする事から始まったから、そんなに特別な畏敬があるわけではなく、自然と書いていける。書く事に悩む人がいる一方で、全く悩まない人もいる。高いから、紙質がいいからと、物怖じするのは必要ないんだ。子供のラクガキって、大人から見れば確かに下らないかもしれない。でも、それが始めてパパとママを書いてあったり、感じた事を絵に書いていたり。そういうのは大人になると忘れてしまうものだ。でも、モレスキンに書いておけば、時が経っても残っている。あの時はこんな事があったねと、家族で話せる。ラクガキに失敗も成功もなくて、ただ二度と得れない思い出が詰まっている。ユビキタス・キャプチャーなんて堅苦しい言葉を使わなくても、子供が自然に書いていける様にしてあげたい。子供の頃の写真もまた鮮明に記憶を思い出させてくれるが、またモレスキンに書くというのも格別だ。
得た物
書く、と云う行為に人は何を求めるのだろうか。壁画に然り、何千年も前から人は書くと云う行為をしてきた。それをたかだかここ20年位で手書きからキーボード入力へ変えるのは、無理な話なのかもしれない。それは、慣れているだけではなく、何かがペン先から広がっていくのかもしれない。書きたいと思った事を書くわけではなく、筆の進むままに書けるのかもしれない。アーティスティックな事をするわけでなく、単に自分の中のイメージを出す必要があるのでは?それこそ、どんな形でもいい。出す事に意義があるだろう。
彫刻では彫る前から、出来上がりのイメージがそこにあると言われている。同じように何かを書く時にはすでに書き終わった時のイメージがそこにあるのだろうか。でも、書いてみて、イメージと違っていたなんて言う事はよくある。それは例えば苦手な絵を書く時なんかは特にそうだ。風景や写真と同じように書こうと思ったのに、出来上がりは似ても似つかないものになってしまう。だとしたら、書く意味はあるのだろうか。しかし、考えてみれば、昔の人は絵の具などの色を付ける道具はないし、そのままの色を再現する事は不可能だった。それに遠近法なども発明されていなくて、見たままを書けたというには無理がある。それでも書いていたという事に意義があるのではないだろうか。今の自分の感情を残したいという強い欲求がそうさせるのではなかろうか。だとしたら、そのままの絵を必ずしも書く必要はないのかもしれない。あくまでも、その場の状況を後で鮮明に思い出すための図解が出来ればいいのではないだろうか。言葉だけでは伝えるのが難しい事を、補うために絵ではなく図があればいい。だとしたら、少しは文字以外の事を書いていくのに抵抗がなくなるかもしれない。
今日はいい日だった!
守るべき物はどこにあるだろうか。斜めな視点から覗いてみようか。綺麗な事をモレスキンに残す事が僕らの使命なのだろうか。そうして、誰かに褒めてもらうのが僕らの望んでいる事なのだろうか。褒めてもらうのはとても嬉しい事だけど、それが本当の目的になるのだろうか。
それよりもうまく書けないからと書くのをためらってしまった事を悔やむべきなのではないだろうか。その事はその後思い出す事はないだろうし、誰かから伝えられてもその時の思いを再び味わうとは限らない。「娘がこのくらい大きくなりました。」なんて書いても、それがなんで感動したかを思い出すのは困難だろう。「僕の指を握る事しか出来なかった娘の手が、今では僕の手をしっかりと握り返せるようになりました。」と、せめてこのくらいは書かないと少なくとも自分には思い出せない。繰り返し言っているのであれば、思い出せるのかもしれない。そう思えると井戸端のおばさんが同じ事をいつも言っているのは、自分も相手も覚えていられるようにするためなのかとすら思えてしまう。
人生という大局で見れば、最後の時にこれまでの事を思い出せないのは悲しいだろう。その時のためにいい思い出しか残したくないというのであれば、それもいいかもしれない。でも、僕らは今の一分一秒を生きていて、明日も心地よく過ごしたいと思っている、はずだ。だとしたら、非常に他愛のない事でもちょっと書いてみればいいのかもしれない。とりあえずその日に何があったかから書き始めてみれば、いろいろと思い浮かびだせる事が出てくるかもしれない。いい日も悪い日もあるだろうけども、1週間、1ヶ月で見返してみればそれなりによかったのかもしれない。そうすれば、また次からも頑張れると思う。
という事で、自分が座ったテーブルの人、自分以外の全員にプレゼントが当たるという事になったモレスキンファンミーティングでしたが、おもむろに行ってよかったなと思う次第です。
(書いてる最中、チキンステーキに持ってあるコーンを盛大にまき散らしましたけどね!)
前回思わず上げたBlog術ですが、その前にこのタスク管理術も実は構想がありました。という事で、突然ですが企画物としてスタートさせたいと思います。次回で終わる予定ですがね。
【Egretlist企画】第1回 こそこそちまちまとBlogを書く
しかしながらこの話題は先日@rashita2さんによるEvernote本が出版されましたし、また多くのブログでEgretlistによるGTDの方法が論じられています。中には使わないよって人もいるみたいですが、個人的にはかなりのお気に入り、というより必須アイテムになっています。
Egretlistで、引いてはEvernoteでGTDをする事のメリットとは、『テキスト情報以外に画像、音声を含める事ができる』事です。この効用を侮っている方は大勢いらっしゃるようですが、他のタスク管理ソフトでこの様な事が簡単に出来るものはありますでしょうか?
では、Egretlistを活用してどの様にGTDをしていくのか、解説していきたいと思います。
なぜ中長期タスクとするのか
表題ではあえて中長期タスクと銘打ちましたが、なぜ短期も含め全てのタスクではいけないのでしょうか。というよりも、デイリータスクを管理しているToodledoでは補えなかったので、代わりに使っているというのが正しいでしょう。月間目標を組み込むには、Toodledoでは日付の指定が少し厳密過ぎるのです。一月丸ごとを指定したいのに、一日単位になってしまうからです。もちろん開始日を設定して期間で指定する事も可能ですが、それはやや猥雑に感じました。そもそもアクションというよりプロジェクトがゴロゴロと並んでいるので、GTDですらないかもしれません。そして、Egretlistのメリットが目標などを実感させるのに適していたので、こちらでする事にしたのです。
18foldersを作る
ご存知の方は多いと思いますが、GTDにはマーリン・マン氏の発案した43foldersという手法があります。これは日と月をそれぞれフォルダにして順繰りに使っていくのですが、中長期タスクを管理するにあたり月と年でこれと同じ事をします。12ヶ月分のコンテキストと、5年分とそれより先の未来のノートブックを作ります。だいたい5年くらいが中期計画として策定する年数として妥当だったので、残りは曖昧ですが、未来としました。すでに計画のある方、例えばお子さんがいたりすると、もっとあってもいいと思います。例えば、入学や受験といった行事がいつあるかはお分かりでしょうから。
ここで年間のフォルダをノートブックにしたのは、完了したタスクをアーカイブするためです。Egretlistでは完了したタスクはアーカイブされ表示されないように設定することは出来ますが、Evernote上では同じノートブックに存在し続けます。これではEvernoteで確認したときに判別しにくいので、面倒ではありますが月替わりにてInboxからその年のノートブックへと移動させています。これは、さすがにEgretlistではなく、Evernote上で行います。
なお、この当月のコンテキストのタグはEgretlistのNext Actionに紐付けておきます。月替わりにてタグの紐付けを差し替えて翌月のタグにします。当月のタグが付いているものは手動アーカイブします。翌月のタグをつけていたものは自動的にEgretlistのNext Actionに表れてきます。このときは特にInboxノートブックへと移動はさせません。あらかじめ、月をまたぎそうなもの、特に締め切りを設けずに腰を据えてかかるものには、コンテキストのタグではなく、ステータスのタグ(Next Action, Active)を付けておきます。ということで、やたらめったらネタをノートにして入れていくのです。
ロールを考える
さて、ここからは深く考えていきましょうか。それでは、まず紙を一枚用意して真ん中に自分の名前を書きます。ここであなたが普段なんと呼ばれているかを思い浮かべます。先輩、課長、アンちゃん、あなた、社長、○○(本名)、とあなたと周りの人の関係で色々な呼ばれ方をされているはずです。それらを整理してまとめていき、先程書いたあなたの名前の周りに書いていきます。
という事は、頭の中でしましたが、7つの習慣などを読みあなたの役割を考えてみてください。私ですと、下の7つにまとまりました。
これらをロールのタグとして登録します。プロジェクトとの関連は後回しで大丈夫です。重複がないか確認して、シンプルにしましょう。
レスポンシビリティを考える
では、先ほどの紙に引き続き書いていきましょう。え、必要ないだって?どうぞ、ご自由に(笑)
この「責任」はゴールと混同しやすいですが、私は「自分の望む将来に関わらず、その任にある限りは求められる事」と解釈しています。もちろん、「ストレスフリーの仕事術」に沿った解釈でも構いません。そしてこの解釈に従い、先ほどのロールにてすべき事を上げていく訳です。これをやっておかないと彼女に愛想を尽かされると思ったことや、親が安心して老後を過ごせる様に介護したりや孝行したりや、ブログを書いたりであると思っています。ブログは好きに書くでしょう、と思うかもしれませんが、ブログを書いていないのにブロガーとは名乗れませんし、ブロガーイベントに参加したらレポートは書かないといけないですからね。あ、最近で言えば「東京ライフハック研究会」での活動もそうですね。未だに私の立ち位置は不明確になっていますが、「小うるさいご意見番」にはならないように気をつけたいものです。
さて、そう作っていると多くなるものです。私の「責任」はこんな感じになっています。
300番台を「責任」に割り振っています。2桁目の数字は「ロール」の数字と連動しています。Egretlistでは、プロジェクトをロール、レスポンシビリティ、ゴールに結びつけられますがどれかにしか結び付けられないので、ロールの下にレスポンシビリティ、ゴールがあるという構造を明らかにするためにしています。出来れば、色も統一したいところですが、手間がかかりますので空いた時間についでに進めています。
ゴールを考える
ゴールは、「現在の状況・今後の経過を問わず、将来において望んでいること」と思っています。要は、なるべく大きい夢を持っておきましょうよってことです。現在と密接しているか否かで、レスポンシビリティとの線引きを行っているのです。そのため、ここでのプロジェクト、タスクは直近には成果を実感しにくい「重要だけど緊急ではないこと」になります。7つの習慣で言うB領域のことですね。今のところは、プライベートに偏っているので、特に厳密な期限を設定しにくい、したくないのが、ToodledoではなくてEgretlistで行おうと思った理由です。仕事に関するB領域は、期限を設定していますけどね。それと内容は例えばギリシャに旅行に行くとか、海外コンサートを見に行くとか、車欲しいとかで、そこに対するモチベーションを上げるために画像を一緒に忍ばせているのです。@kobutako2ko2さんが前に言っていた「欲しいものリスト」に近いかもしれません。衣食住遊の観点から、広げていっています。
それ以外には「月間1万PVのブログにする」などがあります。これはLifehackerとしての役割での目標で、ブログを更新するというレスポンシビリティからはかけ離れていますが、そんな夢はやはりあるものです。そして、プロジェクトとしては、「独自ドメインを取得する」や「記事1本あたりの執筆時間は1時間以内にする」といったものが産まれてくるのです。これをしたからといって必ずしもゴールに辿り着くわけでは有りませんが、@rashita2さんや@mehoriさんを見ていてひとまずはここからと思うものは浮かび上がってくるのです。
プロジェクト・タスクを考える
では、いよいよ実際のタスクを入力していくわけですが、ここまでで思いついているものもあると思います。まぁ、入力するのは少しお待ちください。Egretlistでは、タスクをどうEvernoteに反映させるかを決めておいた方がいいのです。というのも、Egretlistではプロジェクト・タスクの他に、複数タスクを含むノートではノートの名前が表示されて一つのタスクリストのように振る舞います※。この1階層増える動作により、プロジェクトタグとの使い分けを考える必要が出てきます。@rashita2さんは、ここで複数タスクにする「ワンノート・ワンプロジェクト」と1タスクのみにする「ワンノート・ワンタスク」を検討した結果、その中庸のプロジェクトの一部分の複数タスクを記入する「ワンノート・ワンセッション」で運用しているそうです。私の場合は、まずプロジェクトタグの意味合いが違っています。数ヶ月から数年に渡り実施されるので、プロジェクトというよりはフォルダに近い感覚です。そして、ノートの名前をプロジェクトとして使用します。前回のBlog術の記事で紹介したように、ブログであればワンコラムに相当します。いたって普通のプロジェクトです。
※今回Ver.1.6.1へのアップデートによりノート名を常時表示させることが出来るようになりました。私にとっては大助かりです。今まではノート名を表示させるために、わざわざタスクを2個残しながら行ってましたから。
後はタスクは中身を論じる必要はありませんが、もっと内容を盛り込んだ使い方を提唱させていただきます。高機能なタスク管理ソフトではメモが付けれるのは当たり前となっていますが、写真や音声を付けれるのは多くはありません。先程「ゴール」にて欲しいものの写真を貼っていると述べましたが、他にも地図をつけたり、建物の写真をつけたり、ブログに付ける画像をつけたり、資料的な音声でも入力の代わりに音声でも付けたりと出来ます。同時にこれらが全て資料として残ることになります。しかも、自動的に。ここを使っていかないとEvernoteでGTDする意味がないとすら言えます。一つのタスクに添付を複数付けても、フリックでめくれるので楽チンです。メモが長文の場合、編集画面に入らないと全文が見れないのはややマイナスですが。ということで、どんどんタスクを盛り込んでいってください。
GTDと7つの習慣のミドルウェイを目指して
このような使い方をしているEgretlistは、もう私のiPhone4ではDockに居座っています。日々のぞいてみては、今月の課題を策定するのにも、そこから導き出されたタスクを消化するのにも役立っています。なにかみなさんガチガチにしないとタスク管理ではないかの様に論じていますが、そこであえてゆるく管理する部分も作ってはいいのではないでしょうか。そんなことすると、"Where is Inbox?"と慌てふためくよと思うかもしれませんが、ネタや目標や夢と普段の仕事、生活で発生するタスクをそうそう混同するでしょうか。ToodledoとEgretlistのそれぞれに向かい合っているとき、私は全く違うパースペクティブに存在しているのですから。それよりもToodledoではGTDでボトムアップに、Egretlistでは7つの習慣でトップダウンに形成していっていると言えます。それぞれを行き来したり、両方に存在するタスクもあります。イベントを例に挙げると、一方では移動や準備について、もう一方ではイベントに対する目的や行動原理について、書かれています。Egretlistは行動を見直すときに開きます。タイマーで、時間に左右されて開くことはありません。Toodledoでは時間軸に沿って参照するというか行動します。こちらがトリガーになってEgretlistを開くことはあります。
もしトップダウンかボトムアップか、どちらかしか行ってみたことがないのであれば、試してみては如何でしょうか。物事を違う視点から考える、これはただのお遊びです。頭をまっさらにして臨めば、難しいことは何もありません。それよりもこの間のミッシングリンクを探すのが、目標達成のための要点だと思うのです。どちらからいっても、反対側への到達方法を見付けるのは困難であります。ならば、最初からないものと食って掛かるのです。到達する方法はあるんだと計画することに固執していても、進むものではありません。それよりもスタートとゴールが分かったらとりあえず歩みだしてみればいいのです。最初はゆっくりでも、なかったものが分かった瞬間に飛躍的に進むことになると思います。
てことで、Egretlistでのタスク管理から思わぬ横道に反れましたが、ここで終いにしておきます。次回は、Egretlistを使っての人脈作りを題材にしたいと思います。データベースではないですよ、活用しないとですからね。
関連書籍
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阪急コミュミケーションズ様よりご献本戴きましたこの本を随分と長い間放置してしまいました。iPhoneで無料電子版を読んでいたから、すぐに読み終わるだろうと思っていたら、あれよあれよと1ヶ月が過ぎてしまいました。@rashita2さんの書評企画に含めようとも思っていたのですが、浅はかだった様です。と、そんなことは今更置いておきまして、さくっと書評を書き上げてしまおうかと思います。
なぜ、20歳のときになのだろうか。
この本の内容は、著者ティナ・シーリグが息子のジョシュへ社会に出たときに知っておいてほしいと思ったことを大学の講義でかいつまんで話して、さらに本としてまとめたものです。この本の内容は一つの言葉に集約できます。『許可』です。『許可』というと、まるで「おやつは500円まで。バナナはおやつに含みます。」と言われているのと同じような気もしますが、そうではありません。私たちはそのように許されるのを待つことに慣れすぎているのです。私たちはそこまで相手の事を乱暴に扱っているのでしょうか。それとも、不利益を与え続けているのでしょうか。であるならば結果として受け入れられなくても許可は必要かもしれません。しかし、少なくとも自分自身に関わることであれば、そう身構える必要もないでしょう。独身の私の財布がすっからかんになったとしても、誰も困りはしません。私から金を巻き上げようと思っていた人は、悔しがるかもしれませんが。困難に立ち向かったとき、あなたにはその困難を打ち破る権利があるはずです。困難に打ち負けることを望まないのは、意地の悪い商売敵くらいです。とすれば、どのようにその困難を解決するかは、非人道的方法以外であれば自由ではないでしょうか。旧来の方法を採択する必要性より、困難を解決する必要性が高いことは明白です。それでも、前は上手くいったとそこにしがみついてしまうこともあります。きっと小さいころから言われ続け染み付いてしまっているのでしょう。これでは犬のしつけと同じですね。
しかし、これは無茶を推奨するようなことではありません。柔軟な頭をもって物事に当たることを推奨しているのです。20歳というすでに許可されることに慣れた人よりも、もっと早い年齢から読んでも構わないかもしれません。いえ、それよりもお子さんをお持ちの方なら必ず読んで欲しい一冊です。そして、この本を読んだらいろんな人と触れ合って欲しいと思います。そこであなたが常識だと思っていたことが、非常識となることもあるでしょう。そのどちらかが正しいかは分かりません。でも、恐れずに受け入れて、よく検証してみてください。何が起こるかはわかりません。でも、会って見なければその可能性は探ることは出来ません。すばらしいかもしれないし、だめかもしれません。それでも、0 or 100でを求めるのは難しいことです。この本はきっときっかけを与えてくれます。
Good Pluck, Good Luck!
いきなしジョジョの名言を出すという暴挙に出ましたが、なぜこれを引き出してきたかというとこの本の言葉に通じる部分がある思ったからです。
クエン・ブオン「時間をかけ、努力してテーブルを用意すれば、魅力的な何かが自分の皿のうえにたしかに載るのだと。『目標を決め、その目標に向けて懸命に努力すれば、運命は変えられる。』」
ジョジョに出てくる"pluck"という単語は「困難に立ち向かう勇気」を意味します。この語頭の"p"は、"pressure" 「プレッシャー、苦難」だと思っています。勇気を持って、プレッシャーをはねのけることで、幸せな運命が訪れるのだと解釈しています。もちろん、そのような困難を避けたいと思う人も、大勢いるでしょう。しかしながら、平穏に暮らしているように見える人だとて、困難を避けているわけではないと思うのです。例えば、沖縄の人は日々をゆったりと過ごしていると思うでしょう。でも、日本と中国、韓国の間という外交上の要所、高温な気候、台風の去来、歴史的抑圧、米軍基地などと必ずしも平穏とはいえないのではないでしょうか。その上で平穏に過ごすための努力を怠ってはいないのでしょう。あえてリスクをとるようなことはしなくてもいいと思いますが、リスクが全くない生活は存在しないと思って欲しいのです。あくまでも、リスクを避けるか、打ち勝つかを日々していく必要があると思うのです。
「異質なこと」よりも「未知なこと」を
巻末にて、イノヴェティカ・コンサルティング代表の三ツ松新氏がお先真っ暗に見えてチャンスにあふれるこの時代に何をすればいいかと提起したことに対して、「異質なこと」をすればいいと答えていますが、やや違和感を覚えてしまいました。私は既に自らの身を守るために歪んだ行動を取ってきたので、「異質なこと」をすることに抵抗はありません。しかし、普通の人がそれを行うのは、いささか難儀な気がしてなりません。どちらかといえば、こちらの考えの方が想像しやすいのではと思うのです。
あえて途中の行き方が分かりにくい目的地を選ぶのです。無謀と思う人もいるかもしれません。けれども、分からないからこそ試行錯誤をして、自由な発想が出来るのです。例えば、平凡なSEである私が来年の給料を5000円アップさせたいと考えたら、どうするでしょうか。品行方正に会社勤めをして、年間目標をそこそこ達成し、資格をとろうとする。これでも3000円アップすればいいと思う人からは、「異質なこと」をしていると思われるでしょう。その後はどうしましょうか。同じことをしますか。それだと10万円アップするには何年かかるでしょうか。20年かかりますね。結婚したいと思ったときに給与が月30万円でいいでしょうか。私は良しとは思いません。そもそも20年後には50歳なので、嫁いできてくれる人は少ないでしょう。というより、余生短くて、逆にこちらが恐縮しそうです。では、月100万円を稼ぐと決めたらどうでしょうか?年収にすると1200万円になるので、かなりいい金額であり全く不可能でもなさそうです。しかし、今の収入からは5倍にもなり、途方もなくも感じます。ましてや、これを後3年で成し遂げたいと考えた時にはどうすればいいでしょうか。今の会社の社長になれば可能でしょうか。大手企業の社員になりますか?ベストセラー作家になれば可能でしょうか。それとも、フリーランスになれば可能でしょうか。はたまた、起業してみますか?もし、ここにあげたもので到達しなければ、その道を選ぶ意味はありませんよね。私が可能だと思うのは、起業する事です。どうするかは別として、年収1200万円に届く実現性があるのは起業です。となれば、後は出来るか出来ないかではなく、どうすれば出来るかではないでしょうか。並大抵の道ではないですが、まずは会社を興すという正しい一歩を踏み出せるのではないでしょうか。もし途中で3年経ったとしても、そこそこの年収になっているかもしれません。と、実際にやってみるかは別としてもこの様に考えてみるのはいい思考訓練になると思います。
条件付けされてないか?
許可するとかされないとか、制約されていないのに自分の行動を制限してしまうのを心理学では「条件付け」というそうです。これをなんとかしたいと思っても自分ではどうしようもない事もしばしばです。普段、常識と思っている事すら、あなたが条件付けされた結果かもしれません。これを取り除くには、この様な条件付けをされていない人と一緒にいるのがいいそうです。この本も然りですが、生身の人間に限るでしょう。と、何も追い詰めんでもいいですんが、普段とは違う集まりにたまに参加してみるのもいいかもしれないです。ひよっとしたら今いる世界とは違う平行世界に迷い込んだ気分になるかもしれません。すると、違う運命を辿っていたかもしれない自分がいる事を認識出来るかもしれません。
この本は、小難しい事が書いているわけでもないし、特定の人に向けて書かれているわけでもないので、20歳と言わず、男女問わずに読んで欲しいと思いました。新しい自分が発見出来るのって、嬉しくありませんか?とりあえず何にも囚われずに想像してみましょうよ。