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過日、@Sayobsさんが実施された抽選に見事当たりまして(参加者は2人ですが)献本頂きましたので、ここに御礼を兼ねまして書評をさせて頂きたいかと思います。この本、さほど分厚い中身ではなく最初の部分では説明が書かれているのがあったので流しつつ読んだところ、ものの1日にて読了してしまいました。あまりにも簡単に終わってしまって、これが780円もするのかと驚きの限りです。とは言いつつも、「iPhoneの3段活用術」というセミナーにて佐々木正悟さんがその内容を取り上げていたので興味はもちつつ読んでいきました。

Twitterの導入がもたらしたもの


ツイッターによって露わにされたのは、社長のみならず社員の俗人的な部分ではないでしょうか。普段おのおのに触れる機会はありますが、それは個人における公人的な部分に限っていたのではないでしょうか。もちろんこの俗人的部分は今までの飲みニケーションであったり、休日のゴルフであったりででてくることもなきにしもあらずではありましょう。ただ、これは上司から部下への片方向の情報の吸い上げしか起こらないのではないでしょうか。どんなに上司が部下はこういう人物であると認識したとしても、部下の人からこの上司は相談するのに値するのかというのを判断出来る材料がこれまでにはなかったのではないでしょうか。上司の人は自分をよく見せるためにすごい話しかしないかもしれません。そうではなくて、どうでもいい話の方がその上司の人となりを知るには必要だったのではないでしょうか。この一度出来てしまった垣根をツイッターは簡単に乗り越えてしまったのです。社長が訓示や社訓やらしか言わないロボットのようなもので言わないものが、ツイッターにより世間一般にこういう人物であると認知されたのと同様に、社員間でも同じようにお互いの認知が上がって言ったのではないでしょうか。
著者がツイッターのメリットとして上げている③ガス抜き効果というのは、こういう事に根ざしているのではないかと推察してみました。

クラウドがもたらしたもの


それは実は会社を「グリッド・コンピューティング」のようにすることではないでしょうか。著者は巻末にて、『インターネットのもっとも素晴らしい点は、「弱者に光を当てる技術」である』と述べられています。今までの会社という組織は、弱者に対して排他的でした。それは新卒採用に始まり、昇進や配属などもそうです。体が不自由な人を雇用することがあっても、あまりにも無理矢理にこれまでの型にはめていたのではないでしょうか。というのは、会社には能力が8~10を必要とするポストしか存在しなく、もし能力が6しかない人がいたとしたらそこに2を足して基準値に適合させようとしていたのではないでしょうか。車椅子の人は、車にて弊社に出勤しています。でもそれは車椅子の人用の車を用意しなくてはならず、なんらかの負担になっていると思います。在宅で仕事が出来るのならば、そういった負担は必要とならないのではないでしょうか。
「クラウド・コンピューティブ」というものは、高性能なマシンが幾つかあれば実現することが出来ます。しかし、「グリッド・コンピューティグ」では別に高性能なマシンでなくてもそれぞれの余剰している能力を足していって最終的に高性能であればいいのです。同じことを今なら会社でもできるのではないでしょうか。例え能力が3しかなくても、3のまま従事してもらえればいいのです。これこそが、今までの「弱者を強者にする」論理ではなく、「弱者に光を当てる」論理ではないでしょうか。

私にもたらしたもの


それは、私でも本を作れるんじゃないかという夢。この程度の分量で、この内容であれば、きちんとしたバックボーンが存在するのならば、莫大な売り上げは見込めなくてもそれに費やした分に対する回収は可能であろうという皮算用が出来る。そして、もし同じような事を考えている人がいるのならば、中身を書いたら後は自動で編集してくれるようなソフトを作れば儲かるのではないかという事も思い浮かべられる。
これが先日の~にて佐々木さんが話しているのを聞き、@Sayobsさんが作ると言ったのを聞き、思ったこと。過分に儲けたいという下心は有るも、やはりこういった本を書くことによる印税という定期的収入は魅惑的ではあるし、昨今の経済状況を鑑みるに何らかの副収入というものを得る事によって危機的な状況に陥ることを避けたいという心もある。
もちろん、その為には比較的優位ななにか強みを持っていないと埋もれていってしまうわけだから、それに備えて今は頑張っていこうと思う。
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