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ビジネスEVERNOTE (日経BPパソコンベストムック)ビジネスEVERNOTE (日経BPパソコンベストムック)
(2010/11/25)
日経BP社編

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Evernoteと書いてあると思わず読まずにはいられない。
とは言え、すでにあまたの本が出ていて、消化不良気味なような気が。
今度出ると言われているベックさんのを読む分を残しておかなければなるまいて。
されど、薄くて絵の多い見た目だから、なんとかなるかなと思ってサクッと読んでみる。

はてさて、これが吉と出るか凶と出るか。楽しみでございます。

前半と後半に分かれる中身


なんというかですね。Evernoteに猛烈プッシュされて書かれたような、媚の入ったような本に感じてしまった。
はい、そういう辛口でしか書評できません、私には。
とはいえ、多くの人の活用事例が載っており、また文具王を始めとする有識者のインタビューもあり、そこらへんは楽しめる。

後半は主に使い方が載っており、対象は何故かWindowsに限られている。
確かに日本の現状ではMacユーザーはまだ少数かもしれない。
ちゃっかりiPhoneのは載っているので、使用状況を考慮するのは当然のことだろう。
いや、そもそもクライアントのバージョンから考えてもWindows優位なのか。

活用事例では図示されて、紹介されている。またグループで、パーソナルで、外部との共有でとシチュエーションごとになっているので、読んだ人に合ったものが選べるだろう。
また、最初の三人のインタビューではEvernote励行だが、その後のコラムではあえてアナログ回帰な内容を載っけている。でも、それは堀さんのようにEvernoteとアナログの共存を目指す人にとって、一助となるかもしれない。

活用の指針とする


てんこ盛りの内容のために、「ほー」と思えても、「へぇ~」とは思えないかもしれない。
つまりは、知識は入ってくるのだが、納得させらる様な論理展開を伴っていないということだ。といってそれが悪いわけではない。ビジネスに活用しようと思い立った時に、まず手始めに読んでみる。そうする事で明確な方向付けをもって、活用に望めるのではないだろうか。

確かに読んでいても使っていなかった方法がわかりやすく載っていて、よし、これは使ってみようかと思わされる。
ただ一点「ツイートメール」は精度が悪い。いや、検索対象のツイートが多いと、拾いきれなくなる。なので自分のツイートの保存には向いていない。EvernoteやToodledo、Moleskineといったキーワードを拾うためだけに使う事にしている。それならば拾い切れなくても、例えあるはずなのに0件とメールされても気にすることはない。
もちろん、「Δρακοντια」なんてキーワードは入れていない。それは本当に0件となる事のが多いだろうから。



この本の読み方は


という訳で、この本は使えるのか否か。
結論は使えるだろう。ただし、読み方に気をつけて欲しい。
これからEvernoteを使い始めようとしているビジネスパーソンは最初の紹介を読んだら次は後半のTipsへと進むべきだ。前半部分はとてもためになるけれども、必要なのかどうかを判断するのは難しいと思う。そうなると便利そうだからと安易に飛びついてしまうかもしれない。それでEvernoteってこんなにコストがかかるのかと思って欲しくはない。

逆にすでにEvernoteを使い込んでいる人がビジネスに活用しようと思った時は、今のビジネスでの問題点を思い浮かべながら読んで欲しい。そうすれば、何が必要かは自ずと見えてくるだろう。

って、俺めっちゃ偉そうやな。いかん、いかん。
ほら、そこの人!立ち読みしちゃいけないよ。中身薄いのが分かっちゃうから。
という事で、思い切ってサクッと買ってみましょう。
何の指針もないよりは必ずいい結果を生みますよ。買ってみて、その使い方はないやろと突っ込むのもよし、うなづいてとにかく試してみるのもよし。焼いても煮てもオッケーな「ビジネスEvernote」を読んでみる価値はありますよ!
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前回思わず上げたBlog術ですが、その前にこのタスク管理術も実は構想がありました。という事で、突然ですが企画物としてスタートさせたいと思います。次回で終わる予定ですがね。
【Egretlist企画】第1回 こそこそちまちまとBlogを書く

しかしながらこの話題は先日@rashita2さんによるEvernote本が出版されましたし、また多くのブログでEgretlistによるGTDの方法が論じられています。中には使わないよって人もいるみたいですが、個人的にはかなりのお気に入り、というより必須アイテムになっています。
Egretlistで、引いてはEvernoteでGTDをする事のメリットとは、『テキスト情報以外に画像、音声を含める事ができる』事です。この効用を侮っている方は大勢いらっしゃるようですが、他のタスク管理ソフトでこの様な事が簡単に出来るものはありますでしょうか?
では、Egretlistを活用してどの様にGTDをしていくのか、解説していきたいと思います。


なぜ中長期タスクとするのか


表題ではあえて中長期タスクと銘打ちましたが、なぜ短期も含め全てのタスクではいけないのでしょうか。というよりも、デイリータスクを管理しているToodledoでは補えなかったので、代わりに使っているというのが正しいでしょう。月間目標を組み込むには、Toodledoでは日付の指定が少し厳密過ぎるのです。一月丸ごとを指定したいのに、一日単位になってしまうからです。もちろん開始日を設定して期間で指定する事も可能ですが、それはやや猥雑に感じました。そもそもアクションというよりプロジェクトがゴロゴロと並んでいるので、GTDですらないかもしれません。そして、Egretlistのメリットが目標などを実感させるのに適していたので、こちらでする事にしたのです。


18foldersを作る


ご存知の方は多いと思いますが、GTDにはマーリン・マン氏の発案した43foldersという手法があります。これは日と月をそれぞれフォルダにして順繰りに使っていくのですが、中長期タスクを管理するにあたり月と年でこれと同じ事をします。12ヶ月分のコンテキストと、5年分とそれより先の未来のノートブックを作ります。だいたい5年くらいが中期計画として策定する年数として妥当だったので、残りは曖昧ですが、未来としました。すでに計画のある方、例えばお子さんがいたりすると、もっとあってもいいと思います。例えば、入学や受験といった行事がいつあるかはお分かりでしょうから。

ここで年間のフォルダをノートブックにしたのは、完了したタスクをアーカイブするためです。Egretlistでは完了したタスクはアーカイブされ表示されないように設定することは出来ますが、Evernote上では同じノートブックに存在し続けます。これではEvernoteで確認したときに判別しにくいので、面倒ではありますが月替わりにてInboxからその年のノートブックへと移動させています。これは、さすがにEgretlistではなく、Evernote上で行います。
なお、この当月のコンテキストのタグはEgretlistのNext Actionに紐付けておきます。月替わりにてタグの紐付けを差し替えて翌月のタグにします。当月のタグが付いているものは手動アーカイブします。翌月のタグをつけていたものは自動的にEgretlistのNext Actionに表れてきます。このときは特にInboxノートブックへと移動はさせません。あらかじめ、月をまたぎそうなもの、特に締め切りを設けずに腰を据えてかかるものには、コンテキストのタグではなく、ステータスのタグ(Next Action, Active)を付けておきます。ということで、やたらめったらネタをノートにして入れていくのです。


ロールを考える


さて、ここからは深く考えていきましょうか。それでは、まず紙を一枚用意して真ん中に自分の名前を書きます。ここであなたが普段なんと呼ばれているかを思い浮かべます。先輩、課長、アンちゃん、あなた、社長、○○(本名)、とあなたと周りの人の関係で色々な呼ばれ方をされているはずです。それらを整理してまとめていき、先程書いたあなたの名前の周りに書いていきます。
という事は、頭の中でしましたが、7つの習慣などを読みあなたの役割を考えてみてください。私ですと、下の7つにまとまりました。

これらをロールのタグとして登録します。プロジェクトとの関連は後回しで大丈夫です。重複がないか確認して、シンプルにしましょう。


レスポンシビリティを考える


では、先ほどの紙に引き続き書いていきましょう。え、必要ないだって?どうぞ、ご自由に(笑)
この「責任」はゴールと混同しやすいですが、私は「自分の望む将来に関わらず、その任にある限りは求められる事」と解釈しています。もちろん、「ストレスフリーの仕事術」に沿った解釈でも構いません。そしてこの解釈に従い、先ほどのロールにてすべき事を上げていく訳です。これをやっておかないと彼女に愛想を尽かされると思ったことや、親が安心して老後を過ごせる様に介護したりや孝行したりや、ブログを書いたりであると思っています。ブログは好きに書くでしょう、と思うかもしれませんが、ブログを書いていないのにブロガーとは名乗れませんし、ブロガーイベントに参加したらレポートは書かないといけないですからね。あ、最近で言えば「東京ライフハック研究会」での活動もそうですね。未だに私の立ち位置は不明確になっていますが、「小うるさいご意見番」にはならないように気をつけたいものです。
さて、そう作っていると多くなるものです。私の「責任」はこんな感じになっています。

300番台を「責任」に割り振っています。2桁目の数字は「ロール」の数字と連動しています。Egretlistでは、プロジェクトをロール、レスポンシビリティ、ゴールに結びつけられますがどれかにしか結び付けられないので、ロールの下にレスポンシビリティ、ゴールがあるという構造を明らかにするためにしています。出来れば、色も統一したいところですが、手間がかかりますので空いた時間についでに進めています。


ゴールを考える


ゴールは、「現在の状況・今後の経過を問わず、将来において望んでいること」と思っています。要は、なるべく大きい夢を持っておきましょうよってことです。現在と密接しているか否かで、レスポンシビリティとの線引きを行っているのです。そのため、ここでのプロジェクト、タスクは直近には成果を実感しにくい「重要だけど緊急ではないこと」になります。7つの習慣で言うB領域のことですね。今のところは、プライベートに偏っているので、特に厳密な期限を設定しにくい、したくないのが、ToodledoではなくてEgretlistで行おうと思った理由です。仕事に関するB領域は、期限を設定していますけどね。それと内容は例えばギリシャに旅行に行くとか、海外コンサートを見に行くとか、車欲しいとかで、そこに対するモチベーションを上げるために画像を一緒に忍ばせているのです。@kobutako2ko2さんが前に言っていた「欲しいものリスト」に近いかもしれません。衣食住遊の観点から、広げていっています。

それ以外には「月間1万PVのブログにする」などがあります。これはLifehackerとしての役割での目標で、ブログを更新するというレスポンシビリティからはかけ離れていますが、そんな夢はやはりあるものです。そして、プロジェクトとしては、「独自ドメインを取得する」や「記事1本あたりの執筆時間は1時間以内にする」といったものが産まれてくるのです。これをしたからといって必ずしもゴールに辿り着くわけでは有りませんが、@rashita2さんや@mehoriさんを見ていてひとまずはここからと思うものは浮かび上がってくるのです。


プロジェクト・タスクを考える


では、いよいよ実際のタスクを入力していくわけですが、ここまでで思いついているものもあると思います。まぁ、入力するのは少しお待ちください。Egretlistでは、タスクをどうEvernoteに反映させるかを決めておいた方がいいのです。というのも、Egretlistではプロジェクト・タスクの他に、複数タスクを含むノートではノートの名前が表示されて一つのタスクリストのように振る舞います※。この1階層増える動作により、プロジェクトタグとの使い分けを考える必要が出てきます。@rashita2さんは、ここで複数タスクにする「ワンノート・ワンプロジェクト」と1タスクのみにする「ワンノート・ワンタスク」を検討した結果、その中庸のプロジェクトの一部分の複数タスクを記入する「ワンノート・ワンセッション」で運用しているそうです。私の場合は、まずプロジェクトタグの意味合いが違っています。数ヶ月から数年に渡り実施されるので、プロジェクトというよりはフォルダに近い感覚です。そして、ノートの名前をプロジェクトとして使用します。前回のBlog術の記事で紹介したように、ブログであればワンコラムに相当します。いたって普通のプロジェクトです。

※今回Ver.1.6.1へのアップデートによりノート名を常時表示させることが出来るようになりました。私にとっては大助かりです。今まではノート名を表示させるために、わざわざタスクを2個残しながら行ってましたから。


後はタスクは中身を論じる必要はありませんが、もっと内容を盛り込んだ使い方を提唱させていただきます。高機能なタスク管理ソフトではメモが付けれるのは当たり前となっていますが、写真や音声を付けれるのは多くはありません。先程「ゴール」にて欲しいものの写真を貼っていると述べましたが、他にも地図をつけたり、建物の写真をつけたり、ブログに付ける画像をつけたり、資料的な音声でも入力の代わりに音声でも付けたりと出来ます。同時にこれらが全て資料として残ることになります。しかも、自動的に。ここを使っていかないとEvernoteでGTDする意味がないとすら言えます。一つのタスクに添付を複数付けても、フリックでめくれるので楽チンです。メモが長文の場合、編集画面に入らないと全文が見れないのはややマイナスですが。ということで、どんどんタスクを盛り込んでいってください。


GTDと7つの習慣のミドルウェイを目指して


このような使い方をしているEgretlistは、もう私のiPhone4ではDockに居座っています。日々のぞいてみては、今月の課題を策定するのにも、そこから導き出されたタスクを消化するのにも役立っています。なにかみなさんガチガチにしないとタスク管理ではないかの様に論じていますが、そこであえてゆるく管理する部分も作ってはいいのではないでしょうか。そんなことすると、"Where is Inbox?"と慌てふためくよと思うかもしれませんが、ネタや目標や夢と普段の仕事、生活で発生するタスクをそうそう混同するでしょうか。ToodledoとEgretlistのそれぞれに向かい合っているとき、私は全く違うパースペクティブに存在しているのですから。それよりもToodledoではGTDでボトムアップに、Egretlistでは7つの習慣でトップダウンに形成していっていると言えます。それぞれを行き来したり、両方に存在するタスクもあります。イベントを例に挙げると、一方では移動や準備について、もう一方ではイベントに対する目的や行動原理について、書かれています。Egretlistは行動を見直すときに開きます。タイマーで、時間に左右されて開くことはありません。Toodledoでは時間軸に沿って参照するというか行動します。こちらがトリガーになってEgretlistを開くことはあります。


もしトップダウンかボトムアップか、どちらかしか行ってみたことがないのであれば、試してみては如何でしょうか。物事を違う視点から考える、これはただのお遊びです。頭をまっさらにして臨めば、難しいことは何もありません。それよりもこの間のミッシングリンクを探すのが、目標達成のための要点だと思うのです。どちらからいっても、反対側への到達方法を見付けるのは困難であります。ならば、最初からないものと食って掛かるのです。到達する方法はあるんだと計画することに固執していても、進むものではありません。それよりもスタートとゴールが分かったらとりあえず歩みだしてみればいいのです。最初はゆっくりでも、なかったものが分かった瞬間に飛躍的に進むことになると思います。
 てことで、Egretlistでのタスク管理から思わぬ横道に反れましたが、ここで終いにしておきます。次回は、Egretlistを使っての人脈作りを題材にしたいと思います。データベースではないですよ、活用しないとですからね。


関連書籍



EVERNOTE「超」仕事術EVERNOTE「超」仕事術
(2010/08/18)
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はじめてのGTD ストレスフリーの整理術はじめてのGTD ストレスフリーの整理術
(2008/12/24)
デビッド・アレン

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7つの習慣―成功には原則があった!7つの習慣―成功には原則があった!
(2009/08)
スティーブン R.コヴィー

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Inspired by R-style ? 「あなたのBlog術教えて下さい!」企画
今回の@rashita2さんの企画には参加する程のことがないなと思っていましたが、普段どうやって書いているかを単に公開してみるのもありかもしれないと思い、さくっと書いてみることにしました。最近ぜんぜん記事をアップしていない身ではありますが、ブログに割ける時間が少ないので出来ていないということで、やる気がないというわけではないんですよ。そんなあっぷあっぷしていたのでもう少し簡単に記事を書けないと考えました。その結果生まれた日々なんとか作れる細切れの時間をうまく使って、ブログを書く方法をご紹介します。



こんなツールで


以前はMacの前に座りScrivenerを使って優雅に書いていたときもあったのですが、最近はあまり時間も少なくMacではほかの事をしなくちゃいけないので今は違うツールを使っています。会社での空き時間を使って書くときに、手元にはMacはありませんから。そこでiPhoneのアプリを駆使して頑張っています。

★Simplenote
447ブログ: iPhone持ちの全てのブロガーにオススメしたいクラウドテキストエディタ「Simplenote」
@447lifeさんがプッシュしていましたが、MacでもiPhoneでも普段のPCでも同期してくれるSimplenoteは大助かりです。普段のPCでは都合上Windowsのブラウザで開きますが、なぜか直接入力すると自動保存が連発されて動作が重くなるので一旦ワードパッドで書いてからコピペしています。またTextExpanderとの連携もありますので、ブログで必要なタグを保存しておくと便利です。

★Egretlist
メジャーアップデートが行われさらに使いやすくなったEgretlistはブログ執筆の他に中長期タスクの管理にも重宝しています。どうタスク管理をしているかは別記事にするとして、Egretlistでは主にブログの章立て、手直しをしています。佐々木さんは以前Ominifocusで本を書いたということですが、同じよう章・節ごとにタスクをつくりメモに本文を書いていっています。また佐々木さんはToodledoの公式アプリにあるNoteに書くという方法を紹介してますが( 誠 Biz.ID:あなたの不安、見積もります:iPhoneとiPadで書きかけのノートを連携させるには )、残念ながら私の中でブログ執筆の優先順位は下げており期日切れとして現れ続けるのは少しプレッシャーを感じすぎてしまったので敬遠しています。そのためEgretlistではあくまでもNext Actionとして出していて期限は設定していません。わりと気が向いたときに書くようにしています。変わらないよねと思うかもしれない気分の問題ですね。けど本文と一緒に写真も組み込めるので後から探すようなことはないのはToodledoとは違ういい点です。

★FC2ブログアプリ
iPhoneのSafariから入力したほうが細かく設定できますが、アプリを使って方が楽なときもあります。何よりアプリではiPhone内の写真を挿入することが出来ますので。ブログを書き終わったらEvernoteを立ち上げ(Egretlistのアップデートでスムーズに移行できるようになって大助かりです。)、全文をコピーして貼り付けます。メモ部に章のタイトルが書かれてなくても、Evernoteで見るとタイトルも含まれているのでそのまま貼り付けることが出来ます。後はブログタイトルを持ってきて、写真を挿入すれば完成です。



このやり方を俯瞰してみると


上記の方法だと、SimplenoteとEgretlistですることが重複していますが、会社で書くのか、電車内で書くのか、はたまた落ち着いて書けるのかで使い分けている状態です。会社だとデスクトップPCのキーボードを使うのが長文を書くには楽ですのでSimplenoteを使いますし、電車内では追記と推敲で短めの文しか書かないので、全体の流れを確認しつつEgretlistに書き込んでいます。落ち着いて書けるときは、TextExpanderが使えるのでApple純正Bluetoothキーボードを使ってSimplenoteに書いています。近日Evernote本を出される@rashita2さんが以前紹介されていたEvernoteでの書き方のようにざくっと草案を書いて、合間でバックアップを取りながら推敲していくという方法( R-style ? Evernoteを使った文章履歴管理法 )は機能上手間がかかりますのでやっていませんが、場合によってはEgretlistとSimplenoteとワードパッドの中に部分的に保存されているのでこまめに同期していれば復元は可能と思います。引用文やリンクは各ブラウザにブックマークレットを忍ばせてあるので、どの環境でもさほど問題はありません。ただ引用はiPhone上では反映されないので二度手間をしています。ブックマークレットを実行してから、引用文をコピペして間に挟むというように。AmazonリンクはSafariで貼り付けるしかないので、その機能が追加されるといいんですが。



推奨しませんけどね


ここまで見て多くの方は面倒なやり方をしているなと感じて、真似る人はいないと思います。どこでもおおっぴらに書ける環境にあれば、このやり方を忘れて結構です。では、書かなければいいかというと、暇を持て余しているくらいならと感じるからです。セキュリティの問題がないような方法を考えあぐねての結果ですから。というよりは逆に監視の目を潜り抜けようとしているのですがね。でも、このようにいつでもどこでも書ける環境を用意しておくと、いざ書こうと思ったその時を逃さずにすみます。書くことを生業にしている人はきっと居心地のよい時空間を用意するのでしょうが、リソース不足のこちらとしては時間はあってもやる気が起きなかったり、書く気があってもかけない状態だったりは頻出しますので予防線を張っておくに越したことはありません。これでブログ記事を書く時間を短縮できれば(無駄に長文を書かなければいいかもしれないけど)、ふっと思い立ったときにさっと書けるのではないでしょうか。それが理想ですね。



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Simplenote


TextExpander


Egretlist


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EVERNOTE「超」仕事術EVERNOTE「超」仕事術
(2010/08/18)
倉下忠憲

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Evernoteで収集することについて、色々な意見はある。別にその時で調べれば構わないとか。はたまた面倒臭いだとか。まったくどうでもいい事を述べられている。何を集めるべきか、他人に伺うなんて滑稽でしょうがない。聞くべきはどうすれば上手く集められるかや、後から調べるのが大変でないようにするかだけだ。


他人には用無し


子供の頃にあなたは何を集めていただろうか?音楽CDや学術書やはたまた時計か。そんなもんではないだろう。子供が好きなのはミニカーやカードダスやありがちなのは牛乳瓶のふたか。そんな何に使えるか分からないようなものを頑張って集めていただろう。友達に見せる事もあっただろう。一人眺めてニヤつく事もあっただろう。でも、それはたまに思い返せばする事で、ひとまず集める事に無我夢中でなかったのか?Webにある役に立つページというのはあなたにとっても必要であるだろうけども、他の人にとっても必要なものであることは往々にしてある。すると、必然的にGoogleなどの検索では上位に表示されることになる。ふむ、集める必要はあるのだろうか。で、あなたは今何をしているのか。


自分には宝物


たとえ友達に見せる事があったとしても、それは請われればであってそう頻繁にあった事ではないだろう。たまにあまりにも極上のお宝が手に入ると思わず見せたくなるのは分からないでもない。大抵は他の人には役に立たないもので、見せた所で「ほう、そんなのが手に入ったのかい」と軽くあしらわれるのは見に見えてるからだ。間違っても大人に見せる事はない。見つければすぐさま「そんなものは捨てなさい」とあからさまに言われてしまうから。そして、次に見られたときには「まだ持っていたの!?どうせ飽きるのだから早く捨てなさいよ!」といわれてることもあるかもしれない。考えて欲しい。娘の成長日記を見せられたとして、あなたはそれほど嬉しいだろうか。確かに一度見る程度であれば、相手の子供の成長を祝ってあげるというのはごく自然なことだ。2度、3度有ったとしても、もちろん構わない。それが100度か何度か数えられなくなってくると、思わず「分かった、分かった」とつい口を出てくるのではなかろうか。で、今あなたは何をしているのだろうか。


Evernoteにはガラクタ


今、あなたがEvernoteに集めているものは人の役に立つものだろうか。それとも、自分の役に立つものだろうか。人の役に立たないものなど集めてもしょうがないと、これは役に立つ、これは役に立たないと峻別しながら集めているのだろうか。でも、Evernoteは最初から公開されるように設計されているのだろうか。有料版ならできるけれども、無料版ならできるようにはなっていない。メールで教えることもできるけれどもね。もちろん、「たまたま」集めていた何かが友達の役に立ったときなどは無常の喜びだ。これを否定する理由はない。しかし、そんな在ったらいいねの為に日々集めていくというのは何か息苦しいものではなかろうか。子供のころに集めたガラクタのように、Evernoteにあるコレクションを時たま見せることがあればいいのではないだろうか。つ、ま、り、だ。Evernoteには自分にとってウキウキするような、ワクワクするようなものが入っていればそれでいい。誰の、といったことは全く必要はない。それは後から思い返せばいいことだ。で、今あなたはノートブックやタグをどうするのか。


ノートブック・タグには思いを


ならば、ノートブックの分類やタグ付けはどうすればいいか。あなたが感じたままに振り分ければいいと思うのだ。タイトルや書いてある中身というのは関係ない。あなたがこれは『Twitter』に関するものだと思ったものに"Twitter"のタグをつければいい。あなたがこれは癒されるものだと思ったものに"癒し"とか"子猫ちゃん"とか"にゃんにゃん"とかなんとか付けておけばいい。それに対してあなたがどう思ったかを記しておくためにつけるのが、ノートブックやタグの役割だと思う。どちらかというと私はタイトルをつけるのが面倒でしょうがない。並べておいて、眺めている中から、これがいいかなと拾い上げようとしているのに特にこれが欲しいとぱっと分かるほどのことではない。猫の写真が並んでいる中でこれはなになにという名前というのを付けていくのは骨が折れる行為だ。どの子もこの子も、私の可愛い子猫ちゃんたちだ。(もちろん本当に猫だ。そうでなくても構わないが)もし、書きかけの必要な書類を探しているのなら、それがたくさんあるのなら、一つ一つに特定できる名前を付けるべきかもしれない。それとは、分けておこう。Evernoteは、ただのメモ帳やノートではない。あなたが見付けて、感じて、また感じたいと思ったすべてを溜め込んでおく場所だ。だから、『第二の脳』になり得るのだ。見返す義務などそこにはない。ちょっと疲れてしまったとき、ちょっとなにか面白いことをやりたいとき、あなたはEvernoteを眺めて、そのネタをパッと拾い上げるのだ。もしかしたら、また違う思いがそのときに湧き上がってくるかもしれない。そしたらそのときはまた新しくタグを付けようか。それもいいだろう。僕はそこに一意の名前があることに拘りはなく、なんぞすればノート中にある文から検索をかければいい。それよりも僕の恣意的な思いは文中には留めてくれないので、それをタグで手早く付けることに拘っている。もし、一つにしか付けていないタグがあったとしたら、僕はそのことに関心がないのでおさらばすることを検討する。さて、今Evernoteを眺めるのは楽しいですか?

昨今賑わしているEvernoteのタグについて書こうと思います。自身、ハンドブックにある様に人脈データベースとして使用していますが、Evernoteハンドブックの様にとはいかずあまり緩やかならざるに様にタグ付けしています。

というのも、どの様なシーンにて活用しているかと言うと、自分で開いている飲み会にてゲストを紹介するときに用いてます。誰それと誰それであれば話が合うだろうと考えるのは、その実践度合いが如何なるものにしても必要となってくるホストとしての責務だと思うからです。もちろん人の顔を覚えたりするのは難しいし、10人程度の参加者とはいえその全てを事前に見たからといって記憶しておくのは簡単ではありません。とはいえ、何かの拍子に思い出せることがあれば、会話を弾ませる一因になることは確かです。そして、共通項があるというのは話しやすくなることに繋がるのです。

タグ2
では、実際にはどの様にタグ付けをしているのかといいますと、階層タグを使っていて、網羅性を重視しています。階層タグの一階層目は実際にノートにタグ付けを行うことはありません。あくまでもタグのグルーピングとしての用途に限定されています。これを区別するために先頭文字は_(アンダーライン)を付し、重要度とともに使用しています。例えば、その人の職業は何かというタグは"_A:Job"となります。その下には皆さんと同じように、SEや美容師や事務職といった職業のタグが並んでいきます。これは、RSSにおける3段階の区分けを意識しています。これを頻繁に利用するためにWindowsクライアントにあった「子タグの作成」という編集項目がMacではなくていささか困っております。

次に網羅性ですが、これはなにも予め全てのタグを用意しておくと言うことではありません。タグをつけ終わったときにその項目に対して、抜け落ちている部分がないかを気にしています。これは一階層目において顕著な兆候です。二階層目以降の子タグが存在していないものについては、必要になった都度において作成するようにしています。この一階層目のタグを用意するときに際しては、マインドマップを書くか、少なくともイメージするようにしています。そうすることで自由に発想ができ、その項目に対する足りない属性というものがなくなります。

具体的には、人物というノートに対しては、既に年齢、性別、住所(あくまでも大雑把に)、出身地(県で分ける)、趣味、その人との関係の一階層目のタグが用意されています。年齢は細かく付けると、毎年変更しなければいけないし、誕生年もまたたくさんできてしまうために、20代前半、20代後半、30代、40代という風につけていっています。要は紹介した人それぞれがお互いに相手との共通項を見いだせるレベルまで分解されていればいいのです。あくまでもとっかかりなので、誕生日が同じといったサプライズはこちらから出すよりは話ていく中でわかった方が親近感が湧くでしょうし。

この一階層目のタグは、どのノートにもタグ付けしませんし、そもそもが属性としての役割を果たさないタグですから尚の事不足がないかが気になるのです。(〇〇さんに「30代」というタグは意味が通じても、「年齢」というタグでは通じないでしょう)他には手帳のタグは今このように並んでいます。英語であることに、深い意味はありません。
タグ3

そういえば昔Yahoo!(アメリカの)のチャットでマンツーで話しかけるとまず最初にこう問われました。"What's your als?" それってなんだって聞いたら、"Age/Location/Sex"とのことで。(もちろんここで興味の対象外であるとその場でチャットは打ち切りになるのです)きっと同じようなことを私は人脈データベースにも当てはめているのだと思います。

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